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久喜市プラゴミ全量償却へ 地球温暖化・環境破壊につながる緊急事態
プラスチックの全量焼却は、地球温暖化・環境破壊につながります。資源のリサイクルを進めましょう。
皆さん久喜市では今、地球温暖化促進につながる緊急事態が起きようとしています。皆さん、久喜市は新たなゴミ焼却場建設に伴い、プラスチックを全部燃やす方向に転換するというのです。
二酸化炭素の排出量が増え、地球環境の悪化に拍車をかけることは間違いありません。世界中で二酸化炭素削減に向け走っているのに、逆のことを実施する。高速道路を逆走するようなものです。
プラゴミは燃やすな「リサイクルに回せ」の声をあげましょう。
プラスチックの分別をやめて全量焼却する計画についての陳情
(趣旨) 久喜市はこれまで、資源プラスチック類およびプラスチック製容器包装を分別回収し、再資源化・再商品化に取り組んできました。市民はごみ減量を進め、できるだけごみの焼却と最終処分量を減らして循環型社会を構築するため、ごみの分別収集とリサイクル率の向上に積極的に協力してきました。
現在、久喜市では新ごみ処理施設建設計画を検討しています。久喜市ごみ処理施設整備基本計画検討委員会において、市は、資源プラスチック類およびプラスチック容器包装の分別をやめてすべて「燃やせるごみ」として焼却処理するという新方針を提案し、検討委員会もこれを追認する中間答申を決定しました。
この新たなごみ処理方針は、これまで久喜市が進めてきたごみ減量と資源化推進を基本とした一般廃棄物(ごみ)処理基本計画(2017年3月議決、策定)に定める「ごみ減量化、焼却処理量、最終処分量、リサイクル率」の目標を大きく後退させるものです。
市は、住民の分別の手間と費用負担を減らすことを優先して、そのためにはごみ排出量の拡大やリサイクル率の低下、温室効果ガス排出量の増大など環境負荷の増大はやむを得ないとしています。しかし環境よりも住民負担や費用負担の軽減を優先させることは持続可能な社会構築の考え方にも反します。
「循環型社会形成推進基本法」では、資源の消費抑制と環境負荷の低減を基準とした廃棄物処理・資源循環の優先順位を定めています。そこでは1番目に発生抑制、2番目に再使用、3番目に再生利用とし、4番目にリサイクルできず燃やさざるを得ない廃棄物を焼却する際に発電や余熱利用を行うとしています。これまで市民の努力で、プラスチックを分別回収してリサイクルを行ってきたのに、その分まで含めてすべてを焼却処理することは認められません。
さらに国は、2022年度に向け、「プラスチック全体の再資源化」構想を示しています。久喜市のプラスチック全量焼却の方針は、これにも逆行します。
2015年9月の国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)」でも、「廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、廃棄物の発生を大幅に削減する」ことが掲げられています。
よって、久喜市のごみ処理行政に対し、下記について求めます。
記
1.久喜市の新ごみ処理施設整備基本計画において、資源プラスチックおよびプラスチック製容器包装の分別をやめて全量焼却するという方針を撤回するよう求めます。
地球環境を守りたいと考える全ての皆さんと連帯してがんばります。政治的立場の違いを超えて、ともに手をつなぎましょう。 あの時、声をあげておけばよかったと 後悔しないよう、ともにがんばりましょう。 久喜市議会が、梅田市長が提出する議案に反対をすれば、まだ間に合います。お知り合いの議員さんに、プラゴミは燃やすな「リサイクルに回せ」の声をあげるよう訴えてください。
テーマ:議会の動き・久喜市のホットニュース/ /