１０月１９日公示31日投票で総選挙が実施されています。期日前投票は既に始まりました。

今度の選挙は、これまで続いて来た安倍・菅　自公政権に対する審判を示す選挙です。岸田政権がスタートしましたが、代表質問では、所得の格差拡大を進めたアベノミクスを引き継ぎ、政治姿勢でも、甘利幹事長の金権問題や森友疑惑なども再調査は一切しないことを明らかにしました。早くも明らかになりました。

所得の分配を重視し金融資産に課税するとした計画も先送りするなど、安倍政治の継続が、ここでも明らかになりました。皆さん、自公政治を終わらせ政権交代をしなければ政治は変わらない。このことが、いよいよ、明らかになって来ました。

　このような中、日本共産党の志位和夫委員長と立憲民主党の枝野幸男代表が会談し、来るべき総選挙で自公政権を終わらせ、野党4党で合意した共通政策を着実に推進する。日本共産党は、閣外から協力する。

志位委員長は、格外協力について、日本共産党は大臣のポストがほしいわけではない、日本の政治が変わればいい、この合意に大満足している、来るべき総選挙では、双方の立場を尊重し、協力して勝利するため全力をつくすことを明らかに致しました。

皆さん、日本共産党が加わった野党共闘で政権が変われば、日本の政治が大きく変わることは間違いありません。野党の共通政策を現実のものにするのか、それとも、民主主義を壊し格差を拡大してきた自公政治をえらぶのか、政権交代の可能性がうまれた、楽しみな選挙、希望が見える選挙となりました。あなたの１票で、私達の暮らしを大きく変えるチャンスが生まれました。どうぞ　どうぞ、選挙にも行っていただきたい。日頃　政治のことは私には関係ない　と　考えている方も、今度総選挙は是非とも　投票に行っていただきたい。ご一緒に日本の新しい希望のある政治を実現しましょう。

それではみなさん、野党４党が合意した共通政策どんな内容でしょうか。20項目ありますが、日本共産党が特に重視している４つの項目について訴えさせていただきます。

第一に、「強きを助け、弱きをくじく」新自由主義と言われる政治からの転換です。菅政権、まず自分でやってみよう。がスローガンでした。新型コロナウイス感染でも、自宅療養を余儀なくされ、多くの若い青年の命を失いました。このような政治を転換します。具体的には、消費税10%を5%に減税します。　大学授業料を半額にします。　格差が拡大を是正するため最低賃金を1500円に　引き上げます。このように、国民のいのち暮らしを最優先にする政治へ転換します。

二つ目は、口先だけの「カーボンゼロ」から、気候危機打開へ本気の対策へのチェンジです。自公政治は、化石燃料を燃やして発電する火力発電所を、新たに９箇所も作るといいます。日本は化石賞という、不名誉な賞までもらってしまいました。日本共産党は、2030年度までに二酸化炭素の廃出を、最大６０％削減することを提案しています。科学者の意見、専門家の意見、市民の声を受け、新しい持続可能な経済発展に道を開くものとなります。

　三つ目は、男女格差のひどい社会から、ジェンダー平等の日本へのチェンジです。女性だというだけで男性より低い給与が当然とされるような社会には、もうさようならする時代です。男女の賃金格差をなくします。

そして四つ目は、アメリカ言いなりの政治から、平和憲法９条を生かした平和外交へのチェンジです。核兵器禁止条約は国連で可決され、国際法になりました。被爆者の皆さんが、核兵器の残虐さ悲惨さを訴え実現したのです。

　ところが皆さん　世界で唯一の被爆国である日本政府は、いまだに核兵器禁止条約に参加していません。

岸田総理大臣は広島出身ですが、核兵器を持っている国がどこも核兵器禁止条約に加盟していないから日本も参加しない。橋渡しの役割りを担うといい。さらにアメリカが、核兵器を相手国よりも先に使うのだけはやめることを宣言しようとしたら、それにも反対したのです。被爆国の総理大臣とは思えません。

核兵器には、戦争を止める「抑止力」がある
　この考え方は、核兵器を使うことを前提にしなければ成り立ちません。核兵器は、国をやっつけるというより、人類を滅ぼす悪魔の兵器です。この兵器だけは地球からなくそうというのが「核兵器禁止条約」です。なにをためらっているのかといいたいと思います。

核兵器の保有国との橋渡しをしたいというなら、被爆国の日本が核兵器禁止条約に加盟した上で、アメリカや中国などに被爆者の皆さんと一緒に、加盟してほしい、核兵器を地球上からなくしましょうと訴えれば、どれだけ世界に大きな影響をあたえるでしょうか。それこそが橋渡しといえるのではないでしょうか。

　皆さん　野党共通政策は命を守り　暮らしを守り　平和をまもる　そして　地球を守る　野党共通政策です。みなさん、衆議院選挙は２回投票します。比例代表選挙では政党名を書きます。野党共闘に誠心誠意、力を尽くして来た日本共産党へのお力添えを心からお願い致します。

皆さん、どの政党をえらぶのか、皆さんの基準はなんでしょうか。私は、その政党の歴史を見ることが一番よくわかると思います。歴史は変えられないからです。みなさん。日本共産党は、先の侵略戦争においては、家族を愛し、日本を愛し、命がなにより大事との思いから、牢獄につながれても、反戦平和の旗を掲げ続けて来ました。命が何より大事、この思いは、コロナ禍の中いまでもかわりません。99年の歴史をもつ日本共産党です。是非、皆さん自身の見識で確認していただきたいと思います。

ご一緒に日本の新しい　希望のある政治を実現しましょう。

石田としはる