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自治体研修に参加して
9月29日、30日に自治体問題研究所の主催する全国研修会に参加してきました。オープニングは秩父やたいばやしの本町こどもかいのみなさんによる、演奏でした。少人数でしかもちいさい子どもたちのあいさつから始まり、堂々とした演奏はとても勇気をもらいました。そして記念講演では格差と貧困について伺いました。阿部彩さん(国立社会保障・人口問題研究所)にお話でした。阿部さんは貧困・社会的排除・公的扶助論、社会保障論などを研究テーマとしています。 貧困率の国際比較では、アメリカ、トルコ、メキシコの次に日本が多いそうです。また、ひとり親世帯の貧困率は世界最下位で、保護者の年収と小6の算数・国語テスト点は比例関係があるそうです。諸外国では仕事がない=貧困ですが、日本では仕事をしていても、貧困である。これは問題だと感じました。
貧困にたいする政策は夜も土・日も保育所を作るではなく、母親が5時に帰っても、それに見合った保障、職場にするべきとおっしゃていました。
支援が必要なのは、「お金」だけではなく、きめ細やかな、所得補償、生活保障による「防貧」機能の充実、最低賃金、同一労働同一賃金、などの労働規制が必要で、奨学金などの教育に対する投資なども必要とのべていました。とても有意義な全体研修でした。 分科会はまた報告します。 渡辺まさよ記
テーマ:渡辺 まさよ あったか日記/ コメント(0)/
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