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一般市民は食べられない給食
学校給食、おいしいね
でも、市民は試食できないんだって?
先日、知り合いの方(婦人団体に所属)から「学校給食の試食を申し込みたいんだけど手続きはどうすればいいの?」と聞かれた。合併前の鷲宮町では、前もってセンターに申し込んでいれば、だいたい希望日に試食することができていた。でもって私もかるく「準備や都合があることだろうから1カ月くらい前に人数を連絡しておけばいいんじゃないの?」と答えた。しかしその女性が、きょう(10月3日)教育委員会(もう役場にはないので)市役所に電話で申し出をしたら、「後で返事させて欲しい」とのこと。「どうなっているの?鷲宮のときはこんなに面倒だったっけ?」とわたしに電話。 おどろいて教育委員会に出かけて担当者にうかがうと「PTA、保護者そして給食審議会の委員さんには試食してきたが、一般市民は対象にしていないので、先ほどお断りしました。」という。 しかしちょっと考えてみよう。鷲宮町では一般の町民に(団体、個人問わず)有料で給食の試食は提供してきた。実績がある話である。 担当者はつづけて次のような理由をあげた。
①、旧久喜市では、一般市民に出したことがない。②年間予算以外のことになる。(試食のワクを作っておいてその範囲で対応すれば、と提案すると)③ひとつの団体には試食提供をして他の団体を断るケースが出てくる。④献立を知りたい場合は市のホームページに載せてある。⑤これは部長の判断なので。 などなど。 鷲宮町でのこの婦人団体の給食試食には、私も町議会議員として何度かご一緒させていただいた。鷲宮産の米、野菜を使っていること、今月の献立はこうですなど説明を栄養士から受ける。 そして、、自らの舌で「味わう」ことも重要なこと。こどもたちに人気のあるメニューについてや、残菜の特徴もたずねたりした。試食とはいえりっぱに「食育」であり、社会教育だと感じたものである。
子育て中の女性や育児参加の男性(今流だとイクメン)はもちろん、お爺さん、おばあさんも孫の食べる給食は他人ごとではないはず。 市民からの給食を「試食したい」との申し出を断る理由は何一つ見つからない。5人、10人を受け入れることがそんなに「大事件」なんだろうか?
それとも、給食審議会での合併後の給食のあり方を問う審議が始まったばかりなので、一般市民には余計なことをしてほしくないのだろうか。ほんとうに『残念な市政』である。
杉野おさむ 記
テーマ:杉野 おさむ かけあし日記/ コメント(0)/
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