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利根川安全祈願祭が行われました。

 11月7日 利根川の土手にある、利根川総鎮守水神宮前にて平成24年度利根川安全祈願祭が行われました。毎年この時期に利根川安全会主催で行われているものです。
利根川栗橋流域水防組合管理者である、田中暄二久喜市長、武藤嘉男水防組合議長、水防組合議員、利根川上流河川事務所長など、利根川に関係する方々60名近くが参列して行われました。昨日の天気とは打って変わって晴天に恵まれ、穏やかな利根川の流れを背に祈願祭が行われました。
 日本で最も広い流域面積を持つ利根川は約1万6,840km2四国地方の面積の80%の広さです。利根川に合流する支流の数は815河川、流域内には日本の人口の10パーセントに相当する約1,200万人が生活し、私たちに多くの恵みをもたらしています。しかし、一旦洪水ともなれば大変な被害で出ることは、1947年(昭和22年)のカスリーン台風による洪水で明らかです。
 今、水神宮のある場所を中心に強化堤防の工事が進んでいます。八坂神社から利根川に沿って約200世帯が転居を迫られ、平成25年3月までにはほとんどの家が転居を完了することになります。これから本格的な強化堤防の工事が進むことになります。
 さいわいにして、今年は台風の影響もなく、水防組合団員皆さんの出番はありませんでしたが、カスリーン台風の教訓は今持って忘れてはならないと思いました。
 
 本日 利根川安全会から、水神宮建立の由来を教えていただきました。
  水神宮建立の由来
水は人類に豊かな恵を与えてくれるだけでなく、時には災害をもたらすものです。水神宮は、このような畏れを鎮め、五穀豊穣を願う多くの人々によって、信仰されて来ました。
利根川の改修工事は、今から約450年前に東遷事業として本格的に着手され、明治33年(1900年)からは、大規模な改修工事が行われて来ました。
こうした改修工事に伴い、利根川沿川に祀られていた多くの水神宮が消失したため、昭和6年(1931年)工事竣工にともない、総鎮守として合祀、建立されました。
その後、昭和22年(1947年)のカスリーン台風による大水害を契機に、より安全を高める改修工事が行なわれ、新たな場所が必要となり、このたび利根川を一望できるこの地に遷宮されました。


  
石田としはる 記

2012.11.07 20:35:06

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