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予算修正案提出 国保、介護、水道料金は10% 

2015年2月議会に提出した、予算修正案は全部で4議案です
一般会計 国保会計 介護保険会計 水道事業会計 
  

10号議案 平成27年度久喜市国民健康保険特別会計予算に対する修正案



 高すぎて払いきれない国保税を、加入者一人1万円引き下げる修正です。現在、公共料金の値上げ、消費税増税、年金の引き下げや、物価の値上がりに所得が追いつかない現状から、貧困と格差は広がり、市民の暮らしはますます苦しくなっています。 このような中、国民健康保険の加入者は、一番弱い立場の人たちが加入しています。構成も、無収入、非正規労働者、退職者、零細企業労働者、年金生活者など、本当に暮らしが大変な方が多いのです。所得100万円未満の低所得世帯の割合は、21.8%で、平成25年度決算では、収納率は69.2%でした。 



 久喜市では、平成24年度の改正の時に、医療費の伸び率を6.0%にみて総予算額を過大に見積もり税率の算出をしています。その後の決算では、4%台の推移であり、平成25年度決算では、剰余金が13億円以上でています。それは、市民に分けて返すべきではないかと考えますが、市では一般会計その他繰り入れを削減し、24年度から比べると約51000万円減らしました。現在県内40市中33位という低さです。せめて、県平均の繰り入れはすべきです。 


 修正案では、一般会計からの繰り入れと、県内2番目(平成26年)に多い基金を繰り入れ、市民の暮らしや健康を守る上でも、市民の切実な要求に応えるためにも、一人当たり1万円の引き下げをいたします。


11号議案  平成27年度久喜市介護保険特別会計予算に対する修正案
市民所得が減少するもとで、住民の暮らしを守り、支援する措置を講じるものです。
市民の所得が減少する中、65歳以上の方の年金は減り続けています。さらに物価高、消費税の増税と続き、高齢者の方の暮らしはますます厳しさを増しています。


そのような時、平成27年度は第6期介護保険事業計画となり、今議会には平成27年度の介護保険条例の一部改正の条例が提出されています。第1号被保険者の基準月額は、277円の増、6.3%の値上げとなっています。国の補助率の引き上げがないかぎり今後ますます負担が強いられるのは、目に見えています。さらに、医療・介護総合法により、介護保険制度は大きく改正されます。これまで受けられていた方が保険給付が受けられなくなるものが出て来ます。老老介護、介護難民など、課題山積の現状での大改悪と言えます。


そして、平成27年度の介護保険の予算は、第1号被保険者の負担割合が1%増えた算出となっています。これ以上の負担増はするべきではありません。公費負担の50%は遵守すべきです。久喜市が受ける、国の調整交付金5%に満たない4.4%は、第1号被保険者に負担させるのではなく、公費としてまかなうべきです。さらに、低所得者の負担軽減として、当初予定されていた、軽減策は0.05%しか実施されませんでした。


以上のことから市民の命と暮らしを守るためにも、第1号被保険者の保険料を一人当たり9000円、総額36000万円の引き下げを行う予算修正となります。


その他の修正として、マイナンバー制度を構築する事業である、「社会保障・税番号制度システム整備費補助金」の削除を実施しています。マイナンバー制度は不必要と判断したものです。


議案第17号 平成27年度久喜市水道事業会計予算を次の理由から修正します。


 貧困と格差が拡大する社会経済情勢のもとで、そのしわ寄せは、社会的弱者である母子世帯・高齢者・障害者などを襲っています。生活困窮のため、水道料金を払えないで、給水停止に追い込まれた家庭は平成25年度で延べ2346世帯にのぼっています。生活に欠かすことのできない水道の使用料を引き下げてほしいとの声が高まり、2015年2月議会には、「水道料金の引き下げを求める請願」が1万1704名の署名とともに提出されるに至っています。


地方公営企業法には「公共の福祉を増進するように運営されなければならない」としており、水道事業においては、水道水の「安全、安心、安定」だけでなく、市民の暮らしを応援する水道事業が求められています。
久喜市は、平成24年度に水道使用料金を改定した際、平成33年度までの中期計画を策定し、中期の経営の安定性を考慮し、7.1%の値上げを実施しました。


値上げ後の水道会計は、平成25年度決算、純利益が8億円以上、補填財源としている現金残高は45億円を超えています。中期計画と比べてみると、12億円以上の超過額です。
市民が使用する13mm口径、20mm口径、25mm口径利用分について、10%引き下げするには、2億5000万円との試算も示されています。
このような、財政的余裕がある中で、平成27年度予算が組まれました。予算の特徴は、建設改良費や浄水施設費など、安定供給を重視し中期計画の前倒しの事業推進であることが特徴です。この予算を中期財政収支計画と比較すると合わせて約7億5000万円を超える予算となっています。
しかし、このような前倒しの事業を進める中においても、平成26年度の予定純利益は7億9296万円が見込まれています。平成27年度は7億7103万円が見込まれています。


平成25年度の決算では、職員一人あたりの有収水量など埼玉県の平均以上です。その一方で基本給は埼玉県以下です。職員の皆さんの頑張りは明らかです。そのような中にあっても。水道料金は埼玉県内でも高い位置にあります。


市民の暮らしを支援すること、公共の福祉増進に向けた水道事業運営の一貫として、水道使用料を引き下げる修正案を提出するものです。



以上











2015.03.24 19:46:57

テーマ:議会の動き・久喜市のホットニュース/ コメント(0)/

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