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久喜議会「慎重な取り扱いを求める意見書」11名が賛成も少数で「否決」
安保関連法案慎重な取り扱いを求める 意見書 否決
意見書第7号 「安全保障関連法案の慎重な取り扱いを求める意見書」の質疑が9月11日 久喜市議会で行われました。この意見書は、現在参議院で審議中であり、審議を早めて「先議」し質疑、採決が行われました。久喜市議会始まって以来の、意見書の「先議」となったものだと思います。それだけに、「慎重な取り扱いを求める」意見書の採決は、注目され、私は可決への可能性に期待していました。
9月4日の戦争法案反対集会 大宮に若い人やママなどもいて、これまでの最大の集会に。
結果は残念ながら、賛成は11名、少数で「否決」となりました。
提案した共産党や市民の政治を進める会、無会派の田中氏は、安保法制は憲法違反であり、廃案しかないとの立場は変わらないものの、久喜市議会が「慎重な取り扱い」で一致できるよう、討論や呼びかけなどを通じて、最大限の努力をしたと考えています。
賛成議員を紹介します。(敬称略)
杉野修 渡辺昌代 石田利春 平間益美 猪股和雄 川辺美信 田中勝 山田達雄 春山千明 富澤孝至 大谷和子 以上11名です。
討論は5名が行いました。 共産党からは石田が討論に立ちました。賛同を得るよう言葉を選んで討論しました。
日本共産党久喜市議団 石田利春の討論です
安全保障関連法案の慎重な取り扱いを求める意見書 に賛成の立場から討論します。
政府が「安保法制」として第189回通常国会に、提出した「国際平和支援法案」と「平和安全法制整備法案」は、5月15日に上程され、これまでに衆議院で可決され、9月11日現在参議院において審議中です。これまでの審議経過は今国会の最大の議案としてマスコミなどでも、随時取り上げられ報道されて来ました。しかしながら、安保法制の問題点が解明され審議は十分尽くされたとは言い切れません。各種の世論調査を見ても、賛否についても意見が分かれています。特徴的なのは、十分審議がつくされていないとする意見が8割を超えていることです。日本共産党久喜市議団は、安保法制は憲法違反であり、廃案しかないとの立場から6月議会で、安保法制反対の意見書を共同で提出しました。その立場は変わらないものですが、同時に国民の理解が十分進んでいないことは、さらに重要であると考えます。日本の安全保障にかかわる議案については、十分な説明と同時に、国民の理解を得ることが必須だと考えるものです。いま現在においても、安全保障問題について多くの議論と意見が交わされています。審議時間だけを見れば、一定の時間審議はされましたが、当初の答弁が変わって来るなど、審議はまだ十分とは言えません。
意見書では「法案の評価もさまざまで、多くの国民もさらに十分な説明を求めています。 国においては、安全保障法案の審議にあたり、国民に焦慮や不安の念を抱かせることのないよう、また、日本国民の将来にとって最善の選択が導かれるよう、いっそうの慎重かつ十分な審議を尽くすよう求める」としています。この意見書は、国民の思いとも重なるものであると同時に、現在参議院で審議中という緊迫した時期にかなったものであります。久喜議会として意見書が提出できるよう各議員の皆さんに賛同をお願いし、賛成討論といたします。
安全保障関連法案の慎重な取扱いを求める意見書 (原文)
去る5月15日、内閣から、集団的自衛権の行使を容認する内容を含んだ安全保障関 連法案が国会に提出され、衆議院で可決され、現在、参議院で審議中です。
この法案は、国家安全保障上の課題に対処し、我が国の平和と安全を維持し、その存立を全うするとともに、国民の命を守るといった責務を果たすべく、政府内で検討重ねられてきたとされています。しかし、現在、その法案を審議している国会内のみならず、国民の間でも多くの安全保障問題について多くの議論と意見が交わされ、法案の評価もさまざまで、多くの国民もさらに十分な説明を求めています。よって、国においては、安全保障法案の審議にあたり、国民に焦慮や不安の念を抱かせることのないよう、また、日本国民の将来にとって最善の選択が導かれるよう、いっそうの慎重な審議を尽くすよう求めます。
石田としはる 記
テーマ:議会の動き・久喜市のホットニュース/ コメント(0)/
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