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久喜市 済生会栗橋病院に新たな支援 1年間で4791万2000円

2016年8月18日 久喜市議会で全員協議会が開催され、済生会栗橋病院あり方検討委員会に参加しての報告と、済生会栗橋病院への新たな助成について報告がありました。


新たな助成として、
①国の特別交付税を活用して助成する。特別交付税の金額は、算定基準があり、ベッド数や患者数などに応じて算出されます。市の試算では4791万2000円となり、9月議会に補正予算として計上する予定です。

②これまで、医療器具などの備品購入に対し、1/2を助成して来ましたが、助成する対象枠を拡大し、施設の修理代、例えばエレベーターの改修などについても支援することになりました。但し、上限の限度額5000万円はそのままです。

この助成には、「ボートピア栗橋」からの寄付金が当てられています。
「ボートピア栗橋」からの寄付金は、売上高1%が寄付されていて、年間約1億2000万円が久喜市に入金されています。

「建て替えに伴う助成は」との質問に、建て替えに対する助成は考えていないとの答弁でした。
このようなことから、現段階においては、済生会栗橋病院には毎年1億円近い助成がされることになります。

このような中、「覚書」を交わした加須市への移転は今後どうなるのか

 済生会栗橋病院が加須市へ移転する「覚書」については、「済生会栗橋病院あり方検討委員会」で検討することになったことから、振り出しに戻ったと考えられますが、加須市は「誘致」を撤回したわけではなく、誘致の為に約束した基金25億円はそのままです。加須市議会も可決しています。移転のための用地についても、用地獲得を進めています。
このようなことから、加須市としても、「移転」の結論を早く出したい思いがあるようです。
第1回目のあり方検討委員会でも「早く結論を出したい」との意向を示していました。

 今後、栗橋病院あり方検討委員会が、どのような検討をし「まとめ」を出していくのかが焦点になって来ていると考えられるのではないでしょうか。

 久喜市民の健康といのちを守る病院として、存置に向けて、久喜市には、あり方検討委員会での検討内容も注視しながら、最大限の努力を求めていきたいと思います。


 記 石田としはる



 



2016.08.20 08:21:43

テーマ:議会の動き・久喜市のホットニュース/ コメント(0)/

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