<<前のページ|811|810|809|808|807|806|805|803|802|804|801|次のページ>>
本田 宏先生学習会
昨日3月25日(土)久喜地域社会保障推進協議会主催の
学習会が中央公民館で開催されました。
(講演中の本田先生)
NPO法人医療制度研究会副理事長、元済生会栗橋病院院長補佐
外科医の本田宏先生が講師です。
「医療・社会保障崩壊の現状と再生の処方箋」
いつものようなテンポで、参加者の笑いを誘いながらわかりやすいお話です。(予想を超える参加者です)
以下、要点です。
★諦めずに明らめる4つのポイント
医師不足や勤務医の過重労働はなぜ起きているのか。私たちが抱えた
目前の多くの問題を解決するためには、「諦める」ことを止めて問題の本質を
「明らめる」ことが第一歩だ。
1 群盲象をなでるはダメ、全体像を把握せよ
日本では医師不足、医療崩壊、社会保障崩壊だけでなく,
多くの問題が同時進行している。それらの根底にある略奪・盗賊政治を
一致団結して打破しなければならない。
2 グローバルスタンダードと比較する
厚労省や大手メディアは、医師不足を国内の医師数の増減や、偏在の有無だけで
論じることが殆どだ。グローバルスタンダードと比較・検討しなければ、
私たちが抱える日本の多くの問題を客観的に評価することは不可能だ。
3 温故知新、歴史に学べ
1983年に厚生省保健局長が経済界の医療費抑制の要望に応えようと
「医療費亡国論」を唱えたことが」多大な影響を与え、医学部定員削減が
政府の基本方針となった。
4 Foollow the money、いったい誰が得をする
血税をどう振り分けるかが政治。金の流れを確認することは必要最低条件だ。
現在問題になっている、東京オリンピックや築地移転、リニア新幹線や
辺野古基地移設等でいったい誰が得をするのか。
金の流れを追えば、いったい誰が何を目的にその政策を強行したいのかが見えてくる。
明日も地方に行って講演をするとの事でした。本田先生還暦を過ぎています。
体に注意してご活躍下さい。私たちもいろいろな情報を共有しながら頑張ります。
「語り部集団ユニット・カタリカタリ」
中央公民館で上映されました。
多くの方が観劇されていました。
へいま益美記
テーマ:へいま益美 元気じるし日記/ コメント(0)/
この記事にコメントする