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未来の人類に原発は残さない
これは生命をまもる戦いだ
7月16日は本当に暑い日でした。「さよなら原発 10万人集会」が日本の誇る著名人などの呼びかけで昼過ぎから予定されていました。 場所は代々木公園。多くの人が大混雑を想定して朝早くから各駅に押し寄せました。 9時に東鷲宮駅を出発し、原宿には10時すぎに到着しました。 学生の頃、このあたりは閑静、というより「さびしい街」でした。 今や、ファッションや流行の先端をゆく世界的な街に変貌したなぁ。などという親父のため息をよそに、数万の人の大河ができていまして もう、その流れに身を任せる以外にありませんでした。現地に入って本当にさまざまの団体が「反原発」「脱原発」「再稼働抗議」を訴えています。持参した鞄はチラシの山となりました。 ほどなく4つのステージで催しが始まっていました。 若者、市民(家族連れが多い)の輪もここかしこにできている。思い思いの仕方でアピールをしているさまは、時代の流れを感じました。 ミュージシャンのライブでは、「制服向上委員会」が「だっ だっ だっ 脱原発」と唄っている。 やがて 永 六輔氏が話し始めた。みーんな命の危険を感じているのです。 坂本龍一氏も再稼働に抗議の弁。 落合恵子氏はいつものテレビ番組よりもテンションを上げている。「これは戦いだ。負けるわけにはいかない。諦めずにがんばろう!」こういう時にはこういう人が必要なのです。 そのあと、大江健三郎氏は淡々と怒る。「大飯原発の再稼働に沈黙することはもはや侮辱だ。これに甘んじてはならない。」 炎天下をものともせず、熱く語っていました。 そしてついに、私の尊敬する瀬戸内寂聴さんの登場である。 「わたしはもう90歳。危ないから集会に行かないように言われたがみなさんの顔を見たくてやってまいりました。10万人のこの集会を目に焼き付けて冥途の土産にするつもりです。」車いすから立ち上がって声を振り絞る寂聴さん。 途中で参加者が17万人を超えている、と報告。これはもう
ぜったいに勝たなくてはいけない。この理不尽な民主政権と、利権で繫がるやつらをぜったいに許すわけにはいかない。子孫たちに放射能・核廃棄物を渡してはならないのだ。 (杉野 記)
テーマ:戦争法案・原発・消費税増税・TPP / コメント(0)/
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