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ここは何処 下水道施設の一部 なかなか入れない場所です

2017.12.13 建設上下水道常任委員会 所管事務調査を実施しました。
下の写真は、下水道事業の中で、合流式による汚水処理をするため「貯水槽」が作られています。そこに通じるマンホール内です。


久喜市の合流式エリア(久喜駅近辺)で大雨が降ると、ここに流れこんで来ます。


雨水と汚水が一緒に流れ込んでくる「汚水」を貯水槽へ送り込むポンプです。


現在の久喜駅を中心に114.9㌶の範囲が合流式での処理が進められています。当時は画期的と言われましたが、雨が大量に降ると汚水も雨水も処理場に流れこむことから、未処理の汚水がそのまま河川に流れ込み、東京湾が汚染されるという問題があります。久喜市の汚水も最終的には東京湾に流れ込み、2020年には「東京オリンピック・パラリンピック」が開催される中、東京湾の汚水環境が問題となっています。
このような中、久喜市において緊急の対応策として、処理能力を超えた汚水を一旦貯留する貯水槽の設置事業が進められました。平成24年10月から26年3月に、金額147525000円をかけ完成、貯留可能な容量は650立法メートルです。この貯水槽の果たしている現状について処理場を視察しました。

貯留槽設置が完成したことにより、河川に流れ込む汚水の質や分量が大幅に改善されている様子が確認できました。しかしながら、合流式による汚水は、20ミリ程度降雨があった場合でも、越流堰を超え貯水槽へ誘導され、未処理の汚水が中落堀川へ放流されるとの説明でした。当日は、貯留されるマンホールの中に直接入り、現場を視察し、超水槽がいっぱいになると中落堀川へ自動的放流される様をリアルに見ることができました。



処理目標としては、これまで河川に放流していた分量を半分に抑えたいとしていますが。台風やゲリラ豪雨により50ミリを超えるによる雨量があると、実際にはなかなか厳しいとのことです。貯留槽はあくまでも、対処療法で、合流式を分流式に変更するなど根本的に解決する事業が求められていると感じました。



石田としはる 記

2017.12.15 13:37:52

テーマ:議会の動き・久喜市のホットニュース/ コメント(0)/

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