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みつぎ総合病院の包括ケアシステムを視察してきました

日本共産党久喜市議団は、広島県尾道市の「包括ケアシステム」の発祥の地「みつぎ総合病院」へ会派視察へ行ってきました。

 まず、みつぎ病院の副委員長先生、看護婦さん、ケア室の担当職員のかた、事務のかた、本当に皆さんがとてもすてきな方で、きどらず、いばりもせず、病院の方なので忙しいはずなのに、私達のために、丁寧に説明をしてくださり、みなさんが、この仕事に誇りをもって、楽しく仕事をしていることが、よく伝わって、すばらしい研修でした。

 みつぎ総合病院は、今の介護保険制度が始まる前から、地域包括ケアに取り組み、訪問リハビリ、訪問看護介護を含む、「医療の出前」をやっています。
 普通は、医者が家庭にいって病気を診るのは、往診といって患者がお医者さんをよんできてもらう、がほとんどだと思います。しかし、みつぎ方式は、定期的に呼ばれなくても患者の所へでかけて様子をみるのです。しかも、リハビリの指導者、看護婦、介護などのスタッフも一緒にです。ですから、「医療の出前」なのです。

 始めた理由は、元病院長が「一命を必死になって救っても、残念なことに、床ずれなどでまたひどい状態でもどってきてしまう現状」から「人を見る医療」をしなければほんとうに救ったことにはならないと考えたからです。

 これまでいりょうは医師と看護婦、介護はケアマネと介護事業者、リハビリ、福祉は行政、とそれぞればらばらで行ってきた一人の患者に対するケアを、ケアカンファレンスを行い、その人にあったケアを皆が一同にかいして考えるのです。そして、家庭で介護をしていく上で、訪問診察をするときには、医師、看護師、ケアマネ、リハビリ、行政が必要に応じて一緒に、行うのです・

 今の久喜市では、介護と医療が一緒に訪問、行政の福祉部門も一緒に訪問するなどありえないはなしです。でもそれをつなげなければ、本当の地域包括ケアシステムとは言えないと思います。

 みつぎ総合病院には、院内に行政所管の保健センターがあり、保健師(市の職員)を病院が採用しています。地域包括支援センターも院内にあります。特養ホームやグループホームも併設しています。これから、久喜市は医療と介護、行政の連携をどうするのか。重要な時が来ています。

2015.12.05 00:45:24

テーマ:渡辺 まさよ あったか日記/ コメント(0)/

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