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検査と備えをしっかりと

陰圧テント
 近くの病院にある「陰圧テント」。病院に入るには、ここで必ず体温のチェックを受ける。
また、喫緊の用でもなければ、面会とて叶わない。厳重なチェックがないと「院内感染」的な拡散になりかねない。つまり「無症状の感染者」が感染させることも可能だから、である。

 いったん院内感染が発生し、クラスターが事実になると、大量の医師、看護師が自宅待機となり、通常の外来医療さえできなくなるからだ。 他県では、看護師が勤務している病院で感染者が出たことで、その看護師の幼児が通う保育所で、ほかの幼児といっしょに保育をしてもらえず、長時間「個室に一人っきり」だったという。みんな感染が怖いし、保育所のとった「隔離」も、ある意味、予防措置ともいえるので、一概には責めることもできない。
 
 100年前の「スペイン風邪」では日本で38万人の犠牲者が出て、その職種の内訳には、「教師」「駅員」「医師、看護師」が多く含まれていたというから、職業によっては、まさに「命がけ」の対応になってくるのである。

 埼玉県でも、これからようやく本格的な検査が進もうという段階に来た。まったく予断は許せない。この夏場で「いったん収まり」を見せるかもしれないが、秋・冬にかけて寒気・乾燥の条件では、コロナの「第2波」がやってくる危険性がある。スペイン風邪のときは、2年半に3回の
流行が襲っている。「自粛と補償は一体で」は、まず国が責任と決意をもって臨む必要がある。
  次回は「感染症と監視社会」について考えたい。  杉野 記

2020.05.17 15:03:06

テーマ:杉野 おさむ かけあし日記/ コメント(0)/

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