２０１６年５月
　　　輝け！日本国憲法のつどい

　５月１９日（金）埼玉憲法会議主催で「輝け！日本国憲法のつどい」が、
さいたま市民会館うらわホールで開催されました。

講演は石川裕一郎さん（聖学院大学教授・立憲デモクラシーを守る大学人の会＠埼玉）の
「失言・暴言から考える憲法と政治」です。

いくつか紹介します。

磯崎陽輔参議院議員「『立憲主義』という言葉は学生時代の憲法講義では
聞いたことがありません」という発言です。
＊彼は東大出身で、東大の有名な憲法学者といえば芦部信喜教授です。
　芦部教授の講義を受けていたはずです。
　芦部教授も悲しんでいます。いや、あきれているかもしれません。

片山さつき議員「国民が権利は天から付与される、義務は果たさなくていい
と思ってしまうような天賦人権論をとるのはやめよう、というのが
私たちの基本的な考え方です」
＊私たちの権利は天から与えられたものだ！！
　このような考えを持っている国民がいるのでしょうか？？驚きです。　
　　　
　　　　　　　　　　　　　　（講演する石川教授）

　　　　　みんながスピーチ！！

講演の次は、多くの団体が壇上に上がって思い思いのスピーチを1分間行いました。
壇上はのぼり旗や横断幕でにぎやかでした。
　　　
　　　　　　　　　　　　　　（迫力あるのぼり旗とスピーチ）

　自民党は公明党・大阪維新の会の補完勢力とともに、憲法改正をもくろんでいます。
７月１０日投票予定と報道されている参議院選挙では
野党の勝利で、絶対に阻止しましょう！！

最後に「私は立法府、立法府の長であります」「立法府の私としてはお答えのしようがない」
これは安倍首相の国会での答弁です。
あれ？？？立法の長は衆参両院の議長では？？？
安倍さん、もう一度三権分立を学んでくださいよ。
もしかしたら、「私は立法の長であり、司法の長であり、行政の長ですよ」
なんて事を国会で答弁するんじゃないでしょうね。喝！！

　　　　　　　　　　　　　　へいま益美記